品川区・目黒区の屋根・外壁塗装なら、一級塗装技能士+一級色彩コーディネーターが提案から施工まで一貫対応する色選びのプロ「色彩相談室」へお任せください!

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色選びのきほん

まだ塗り替えをしてはいけない!

塗り替え工事の時、業者から渡された塗料色がたくさん並んでいるカラーカード。

工事業者の営業さんが

「このカタログから好きな色決めておいて下さいね。お選び頂いた色で塗り替えを行いますので。」

皆さんどう思われますか?

これではイメージしている色を探すのは難しいでね。そもそもお客様は外壁色の事なんて考えていないのが当たり前です。

外壁にペンキを塗ったときの色の見え方が分からなくても普通のことなのです。

・工事が終わって足場が外れたとき「エーこんな色選んだっけ!」と後悔するか心配

・この色でご近所の迷惑にならないかな?

・思いきった色を選びたいけど自信がない

・自分の家に合った色がわからないから無難な色でまとめてしまいそう

 

などなど不安はたくさんあると思います。

そこでこのページでは失敗しない塗り替えをするために

ここだけはおさえておきたい色選びのステップとポイント」を簡単に説明していきます。

色の選び方にはコツがあること知ってました?

色選びには「ステップ」があります。またその「ポイント」を知ることで簡単に理想の色を見つけることができます。

「色彩相談室」では1級カラーリストと1級技能士が連携して色彩選定のサポートをしております。お客様のイメージに合った配色のアドバイスが可能となり美しい塗り替えを実現します。

色えらびサポートはこちら

色彩選定のステップ

  1. 好きな色を考える(ざっくりで構いません。グレー系・ブルー系・アイボリー系など)
  2. カラーカードの中からステップ1で考えた色を3色程度に絞り込む
  3. 最重要 ステップ2で選んだ3色で外壁にサンプルを作る
  4. 作ったサンプルで色の見え方を確認し1番イメージに近い1色を決める
  5. マンセル値を使い明るさの調整をする
  6. マンセル値を使い鮮やかさの調整をする
  7. マンセル値を使い色相の調整をする
  8. ベースカラー(外壁色)を決定する
  9. 雨どい破風板など付帯部分の色を決める

ステップ毎のポイント説明

ポイント1 好きな色を単純に決める

ステップ1では好きな色を探して行きます。

まず単純に理想の外壁色を考えてください。

この段階ではむずかしいことは考えず

「こんな色がいいなー」

程度でかまいませんのでイメージしてみてください。(複数色選択可)

ポイント2 日本塗料工業会の色見本から色をさがす

つぎにステップ1でイメージした色を具体化していきます。

ステップ2では色見本を見てサンプル色を決めていきます。

このステップでは確認するサンプル色をきめる段階ですので心配には及びません。

 

具体的な色を決める際必要になるのが「色表」いわゆる色見本です。

ここでは「日本塗料工業会」(日塗工)の色見本を使用します。

なぜこの色見本を使用するのか?➡マンセル値がわかるから!

このマンセル値あとで重要になってきます。

しかし今は考える必要はありません。

日塗工の色見本ですが塗装業者が決まっていれば貸してもらえます。

まだ業者が決まっていない場合はインターネットで検索してください。

こんなショップがありましたので参考にしてください。

では1で考えた「こんな色がいいなー」を少しだけ具体化させましょう。

日塗工色見本にR・YR・Y・GY・G・BG・B・PB・P・RPというアルファベットがあります。

単純に赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫系という意味です。

同じ色の仲間がまとめられています。

 

たとえばYRから3色でもいいですしR・BG・Pの各1色でもかまいませんので3色を決めます。

これでステップ2はおわりです。

ポイント3 最重要 サンプルを作成する

選びのきほんで最も重要なステップです。

このステップでは実際塗装する外壁に3色のサンプルをつくります。

「でもどうやってつくればいいの?」

そうですよねー!

わからなくても当然です。

でも簡単にサンプルをにつくれる方法があります。

・塗り替えの業者が決まっている場合

「色の確認がしたいので試し塗りお願いできますか?」

「工事中でもかまいませんので」

と業者の担当者にお願いしてみてください。

たいした手間仕事ではないので快く引き受けてくれると思います。

もし

「その色の塗料がないので・・・」

または

「そうゆうサービスはやってないんですよね」

と断わられた場合は

「サンプルに使う塗料はこちらで用意しますので」

と言って塗料を渡し塗ってもらえばいいのです。

 

「色彩相談室」ではサンプル用の塗料を格安でご用意しています。

どうぞご利用ください

・まだ業者が決まっていないけど工事前にゆっくり選びたい場合

DIYでサンプルを作成します。

自信がなくても大丈夫。

そんなに難しい作業ではありませんのでご心配なく。

サンプルをつくるための「DIYサンプル塗料セット(説明書付き)」をご用意しておりますので

詳しくはこちらをご覧ください。

なぜサンプルがこれほど重要なのか?

小さなカラーサンプルで見た色と

外壁に塗った色では見え方に大きな違いがあります。

色彩は光源や環境によって見え方がまったく変わります。

*サンプル作成の場所は1日の中で日向と日陰の両方を満たす場所が最適です。

 

小さい面積に塗った色と大きな面積に塗った色では見え方がかわります。

大きい面積に塗った明るい色は小さい面積に塗った色より明るく見え

反対に暗い色はより暗く見える現象を「面積効果」といいます。

 

色選びで失敗する多くのケースは塗り替え工事の前にサンプルを作って色彩の確認をしないことでおこります。言い換えればサンプリングして色の確認をすればリアルな見え方がわかり色彩選定の失敗リスクを低くすることができるのです。

ステップ3でサンプルができれば色選びの70%は成功です。

「色彩相談室」では塗り替え工事ご契約のお客様(地域限定)に日塗工色見本約568色の中からお好きな3色のサンプル作成と1級カラーリストによる付帯部分との色彩選定サポートを無料で行っております。お気軽にお問合せください。

面積効果の事例をご用意しましたので参考にしてください。

面積効果とは

サンプルの作成で自分にぴったりの色を見つけることができます。

右の画像が日塗工の色見本です。

プリンターでスキャンしたものです。

E02-90D・E02-80H・・・・・

というアルファベットと数字が組み合わさったカードが縦に並んでいます。

R系のカラーカードですが光源のちがいと面積効果によって見え方がどのくらい変わるのか見てみましょう。

「色彩相談室」で塗り替えをさせていただいたお家を例に解説していきます。このお家の外壁色は02-80H

右画像の上からの2番目の色です。

下画像の外壁とみくらべてください。

どうですか?

そうです。これが面積効果です。

この画像はモニター上での見え方ですが実際の太陽光で見た場合にはもっと明るく見えます。ステップ3で サンプルを作る必要があるのは色の見え方を確認する必要があるからです。色選び失敗の多くのケースは色を選ぶ時の光源の違い(室内光と太陽光)と面積効果を計算に入れないことで起こります。このことからもサンプル作成は最重要の必須確認作業と言えます。

 

塗り替えをするときは必ずサンプルで色彩の確認をしてください。

面積効果で02-80Hカラーカード色より明るく見えます。

ポイント4 サンプル色の確認をする

ステップ3で作ったサンプル色の確認をします。

サンプル色が自分のイメージと合っているかを確認してください。

確認するときは

・日が当たっているとき

・夕方

・日陰になった時

・遠くから

・近くで

いろいろな条件で観察しましょう。

 

サンプルの中で1番イメージに合う1色を選んでください。

その色が

自分のイメージぴったり➡その色が決定色となります。

ステップ5~8は必要ないのでスキップしステップ9に進んでかまいません。

サンプルは外壁全体より小さいので面積効果が働きます。不安な方はステップ5へ)

その色が

まったく自分のイメージとちがう➡ステップ2と3をもう一度

その色が

少しだけ自分のイメージとちがう➡ステップ5に進んでください。

3色のサンプルイメージ

サンプル色を使った塗り替えイメージ

小さなサンプルで見るより明るいのがわかります。撮影した日は曇りでしたからお天気の良い晴れた日にはさらに明るく見えるのです。少しの条件変化で色彩の見え方は変化します。

ポイント5 マンセル値を使って明るさの調整をする

ステップ5ではサンプル色の明るさを調整をします。

「なぜ明るさから調整するのか?」

明るさ➡明度はすべての色にある属性だからです。

有彩色の場合3つの属性(色相・明度・彩度)を持ちますが

無彩色の場合1つの属性(明度)となります。

無彩色(白・黒・グレー)には

色相(赤・黄など色みのこと)と彩度(あざやかさ)がありません。

このことからすべての色にある明るさから調整します。

ステップ5~7でそれぞれの属性を検討することで

イメージしている色に近づきますので慎重に進めてください。

 

ではどのように調整するのか?

「マンセル値」で調整します。

初めて聞く方も多いと思います。

「マンセル値」とは何か?

色を数値化したもの➡色の物差しのようなものです。

ではなぜ「マンセル値」を使うのか?

色を数値化することでそれぞれの属性調整が簡単にできるから!

難しそうですが要は数字を変えれば明るさやあざやかさを簡単に変えられるということです。

 

日塗工色見本には「マンセル値」が表記されています。

これが日塗工色見本を使用する理由です。

では「マンセル値」の見方を画像を使って解説します。

心配はいりません。非常に簡単です。

マンセル値・明度のよみかた

右の数字が「マンセル値」2.5R9/2

先ほどのカラーカードです。

E02-90D・E02-80H・・・・・

というアルファベットと数字が組み合わさったカードが縦に並んでいます。この数字は「色番号」といい塗料を発注するときに使う番号で「マンセル値」ではありません。

ではどの数字が「マンセル値」なのか?各色右下にある数字が「マンセル値」となります。たとえば画像のE02-90Dの右に2.5R9/2とあります。これが色の物差し「マンセル値」です。

読み方ですがアルファベットのついた数字2.5Rのうしろの数字9が明るさを表わします。ですのでこの色の明度は9となります。また 1つ下のE02-80Hの明度は8となります。また無彩色には色相と彩度がないためN9.5やN1.0と明度の数字のみ表示されます。

数字が小さいほど暗い色で反対に数字が大きいほど

明るい色となります。右画像のカラーカードも上から

明➡暗になっているのがわかります。

日塗工色見本の

最高明度は9.5で最低明度が1.0となります。

先ほどのE02-90Dの明度は9ですから最高明度の9.5より0.5だけ暗い色となり高明度色(かなり明るい色)といえます。

「マンセル値」明度の見方はこれだけです!

 

どうですか?

簡単ですね。

アルファベット数字の後ろの数字を変えれば色の明るさが変わるんです。

それだけなんです。

たとえば自分の選んだサンプル色が10YR7.5/1.5という「マンセル値」だとします。

サンプル色を見て

「ちょっと暗いな」

と感じたら明度の数字を大きくすれば明るくなりますね。

このようになります。(赤い数字が明度

10YR7.5/1.5➡10YR8.0/1.5or10YR8.5/1.5

くらいの色に変更すればいいんですね。

反対に暗くしたいときは

10YR7.5/1.5➡10YR7.0/1.5or10YR6.5/1.5

となります。

簡単ですよね~

 

それでは次に

「面積効果」について考えてみましょう。

先ほど「面積効果」とはでも解説しましたが

面積が大きくなると小さい時より明るく見えたり暗く見えたりするのが「面積効果」ですね。

家の形状にもよりますが面積が大きい外壁はその効果が大きくなります。

たとえばサンプルで明るさ8.0の色を見たときに

「ちょっと暗いな」

と感じても大きな外壁面に塗装した場合「面積効果」が働き明るく見えます。

日当たりがよく面積が大きい外壁に塗装する場合「面積効果」を計算して

明度0.5~1.0程度暗い色を選ぶことでイメージ色により近い見え方になります。

 

「でもやっぱりむずかしそー」という場合は

お気軽にお問い合わせください。

ポイント6 マンセル値を使って鮮やかさの調整をする

ポイント6では鮮やかさの調整をします。

明るさの調整と同じく「マンセル値」を変更して調整します。

では先ほどと同様にカラーカード画像で解説します

マンセル値・彩度のよみかた

右の数字が「マンセル値」2.5R9/2

再び登場のカラーカードです。

彩度の「マンセル値」はどれでしょうか?

先ほどと同じE02-90D・E02-80Hで確認しましょう。

E02-90Dの「マンセル値」は2.5R9/2でしたね。

2.5R9/2の彩度は/(スラッシュ)の後ろの数字です。

この色の彩度は2となります。では1つ下のE02-80Hはどうでしょうか?「マンセル値」が2.5R8/4です。

/の(スラッシュ)の後ろの数字が4ですね。この色の彩度は4となります。

彩度も明度と同じで数字が小さいほど低彩度色になり

反対に大きくなると高彩度色となります。

日塗工色見本の彩度は0.5~10以上までと彩度差が大きいですが通常の一般住宅の外壁に使う色の彩度は4以下が普通です。大きな外壁面に高彩度色を使うと  ご近所の迷惑になる場合があるので注意が必要です。

高彩度色をワンポイントや差し色として小さい面積に使うのであれば問題ないでしょう。

 

 

 

彩度も明度と同じく簡単ですね!

彩度を高くしたければ数字を大きく反対に低くしたければ数字を小さくすればいいのです。

彩度を決めるときのポイントはサンプル色を見て

「なんか色味がはっきりしないな」と感じたら

彩度を0.5~2.0くらい高くしてみてください。

彩度を上げるとその色みがよりシャープにハッキリと見えてきます。

反対に

「ちょっと派手すぎかな?」と感じた場合は

彩度を0.5~2.0くらい低くしてみてください。

彩度が下がるとやわらかく優しいイメージになります。

色見本画像のE02-90DとE02-80Hの彩度差は2です。

彩度が低いE02-90Dはやわらかく優しいイメージですが

E02-80Hはハッキリと色が主張しています。

お好みに合わせた彩度を選んでください。

これで鮮やかさの調整はおわりです。

「でもやっぱりむずかし~」と思ったら

お気軽にお問合せください。

ポイント7 マンセル値を使って色相の調整をする

つぎに「マンセル値」色相の調整をします。

これが最後の調整となります。

先ほどと同様にカラーカード画像で解説します。

マンセル値色相のよみかた

右の数字が「マンセル値」2.5R9/2

おなじみのカラーカードです。

色相の「マンセル値」はどれでしょうか?

先ほどと同じE02-90D・E02-80Hで確認しましょう。

E02-90Dの「マンセル値」は2.5R9/2でしたね。

2.5R9/2の色相は最初の数字+アルファベットです。

この色の色相は2.5Rとなります。

では1つ下のE02-80Hはどうでしょうか?

「マンセル値」が2.5R8/4です。

数字+アルファベットがやはり2.5Rとなっています。

画像のカラーカードはすべての色相が2.5Rとなっています。これはすべて2.5Rの色みであることを意味します。ではすべてが同じ色みなのにどうしてちがう色にみえるのでしょうか?それは各色の明度と彩度がちがうからなんです。

同じ色相でも明度と彩度が変わればこれだけ色の見え方は変わります。これまで3つの属性を分けて調整してきたのはこのような理由があったからなんです。

この調整作業を無視して「マンセル値」をつかわずに3属性を一緒にに考えてしまうと感覚に頼った色選びとなりイメージしている色が見つからないばかりか色選びは失敗してしまいます。

どうぞこの便利な色の物差し「マンセル値」を使って

お好みの色をさがしてみてください。

これで「マンセル値」色相のよみかたはおわりです。

マンセル色相環

「マンセル値」色相の見方はわかりましたか?

でもこの色相のよみかた、ほかの属性とちがい少しだけ複雑なんです。

複雑といってもそんなにはむずかしくありませんのでご安心を。

 

マンセル表色系に「マンセル色相環(上画像)」という色の環があります。

この環はR(赤)➡YR(黄赤)➡Y(黄)➡GY(黄緑)➡G(緑)・・・

と色のながれを示した環です。

このように色相は一定のルールにしたがって少しづつ色を変えていきます。

上の画像がその流れを示した「マンセル色相環」です。

 

では色相の「マンセル値」を調整するポイントは?

YR(黄赤)を例に解説します。

日塗工色見本カラーカードをみると

YRの色相は2.5YR~10YRまであります。

この数字が変化することで色も少しづつ変化していきます。

ではどのように変化するのか?

先ほどの色の流れをみてください。

R(赤)➡YR(黄赤)➡Y(黄)➡GY(黄緑)➡G(緑)と続きます

YR(黄赤)の前にはR(赤)があります。

つまり数字が小さくなるほど赤みが強くなります。

 

たとえばサンプル色が5YRだとします。

5YRはR(赤)とY(黄)が50%ずつ入っていると考えて下さい。

4・3・2・1YRの順で少しずつ赤みが多くなります。

反対に

6・7・8・9・10YRの順で少しずつ黄みが多くなります。

サンプルを見て

「ちょっと黄色がつよいなー」

と思ったら5YRより小さい4~1YRに

調整すれば少しずつ赤みが強いYRになります。

 

反対に

「ちょっと赤色がつよいなー」

と思ったら5YRより大きい6~10YRに

調整すれば少しずつ黄みが強いYRになります。

 

このように数字を調整することで理想の色に近づけることができます。

他の色でも同じ考え方なのでマンセル色相を調整して理想の色を見つけて下さい。

わからなくなったら上のマンセル色相環画像を見て確認してください。

 

「でもやっぱりむずかしー」と思ったら

お気軽にお問い合わせください。

ポイント8 ベースカラー(外壁色)を決定!

お気に入りの色は見つかりましたか?

自分で探した色は特別な思いのある色だと思います。

ステップ5~7で明度・彩度・色相の調整を行いました。

サンプル色を調整することで理想の色に近づきましたね。

「でもやっぱり心配」

という方は最終的に選んだ色のサンプルをつくり最終確認をしてみてください。

そして最終確認のサンプルは初めに作ったものより大きめに作ること。

より見え方がリアルになり安心して最終判断ができると思います。

 

おめでとうございます!

いよいよ外壁色が決まりました。

あとは職人さんにまかせてきれいに塗ってもらいましょう。

 

外壁色について詳しく知りたい方は

お気軽にお問い合わせください。

ポイント9 雨どい破風板など付帯部分の色を決める

では最後のポイントになります。

ここでは雨といや破風板など付帯部分の色を決めていきます。

しかし

ベースカラーと付帯部分の色を調和させるには専門的な知識が必要です。

 

色彩には

「調和する色」と「不調和の色」があります。

ではどうやって調和する色を探すのか?

おなじみの「マンセル値」と「マンセル色相環」を使います。

 

この調和と不調和とは色と色との相性のことです。

全ての色と色の関係には相性があるのです。

これは自然界における色彩調和理論の「理論値」で見つけることが

できるのですがこの時に使うのがおなじみの「マンセル値」と「マンセル色相環」です。

 

ポイント8で選んだ外壁色にも「調和する色」と「不調和の色」があります。

単純に「調和する色」といっても「理論値」ではたくさんの色が存在します。

ではどの「調和する色」を選べばいいのか?

ポイントとしては

・色を変更できないアルミの窓枠や玄関ドアと調和する色

・和風・モダン・清潔感がある・田舎風など自分が考えた家全体のイメージと調和する色

・既存の附帯部分の色にあわせる

・自分の好きな色相から調和する色をみつける

など選択肢はたくさんあります。

 

しかし

「マンセル値」と「マンセル色相環」を使って「調和する色」を選定するには

 

3つの知識が必要です。

1色彩の知識(マンセル値を使って調和・不調和を数値化できる)

2環境の知識(日照条件や周辺環境によって変わる色の見え方を理解している)

3素材の知識(建材など塗装する素材によって変わる色の見え方を理解している)

 

以上3つの知識が必要となります。

色彩を数値化することで調和する領域がわかりお客様がイメージしている色の

ご提案が可能となります。また数値化することで色を明確に伝達することもできるのです。

 

たとえば「白」でお願いします!という場合でも

どの「白」ですか?

日塗工色見本に「N9」とあります!

承知しました「N9」の塗料を発注します!

 

このように色を「白」などの言葉ではなく

「数字」に変換することでスムーズなコミュニケーションができます。

「マンセル値」は世界共通の数値なので誰がなんと言っても「N9」は「N9」なのです!またメールやSNSで連絡することで記録が残りトラブルの発生も回避できます。

以上のことから色彩の数値化は必須の条件となります。

 

次に家が建っている周辺環境や日照条件でも色の見え方には変化が起こります。

たとえば

・家の隣に森がある

・隣の家の外壁が派手な色だ

・立地の関係で日があたる時間が少ないor多い

など様々な立地環境があると思います。

 

色彩とは「相対的」なものです。

光や周辺色の影響を受けて色見本とはまったく違う色に見える場合があります。

近くに森があれば緑の影響を受けますし隣の家の赤い外壁色が反射しても影響を受けます。また色彩は光と密接に関係していますので色彩選定には日当たりも計算する必要があります。このように周辺色や光源も考慮し色彩選定をする必要があります。

 

最後に塗装する素材についてですが

外壁の素材でも色の見え方には変化が起こります。

平滑な外壁と吹付リシンのような模様のある外壁に同じ色を塗っても

吹付リシンの模様が影をつくり平滑な外壁よりも暗く見えることがあります。

また素材によって塗料の浸透率が異なります。

浸透が大きければ艶がにぶり反対に小さければ艶は出やすくなります。

色は艶によっても見え方が変わりますので素材の確認が必要です。

 

付帯部分の色を決めるときこの3つの知識が必要です。

理論上調和する色だけではなく

・光の当たり方

・周辺の条件

・素材

つまり数値化された色彩の専門知識と職人の現場経験の2つが必要です。

この2つを合わせ積み上げることで外壁全体の配色が完成します。

 

ポイント9であなたにもできる付帯部分の色えらびを解説できれば良いのですが

上記の内容を解説するには専門的な知識と相当な時間が必要となります。

 

そこで

「色彩相談室」では外壁の色えらびにお悩みの方を対象に「色えらびサポート」

を格安でご用意しました。このサポートは私たち色えらびのプロがベースカラーの選定と付帯部分を合わせた建物全体の配色をサポートするサービスです。

 

インターネットでメールのできる環境があれば

日本中どこの方でもご利用が可能です。

お気軽にご利用ください。

おわりに

ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。

色選びのコツはつかめましたか?

色選びのコツは楽しく色彩と関わって行くことです。

日常生活のなかで自分や大切な人が好きな色を意識して見て下さい。

ワクワクした気持ちで色彩と関わることできっと

今まで出会わなかった素敵な色と出会えるかもしれません。

あなが素敵な色と出会えますように。

そして素敵な色のお住まいになりますように。

塗り替え工事の成功をお祈りしております。

その他のページのご案内

外壁の色彩選定にサンプル作成は必須!実際の外壁で色の確認をすれば色選びの失敗がありません。

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