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【大田区井上様邸】

アーバンシックなブラウン

こちらでは弊社が今までに手がけた事例をご紹介いたします。

塗り替えは物件ごとに劣化状態が変わります

物件ごとの特徴をご紹介します。

大田区井上様邸

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大田区の住宅街に建っている井上様邸

新築から14年の一戸建て物件

インターネットからお問い合わせいただきました。

屋根日本ペイント サーモアイ
クールトリノブラウン
壁サイデイング日本ペイント オーデフレッシュSi
日本塗料工業会 E19-40D 艶有
(マンセル)10YR5/2
軒天日本ペイント ファインウレタン
日本塗料工業会 EN-90 5分艶
雨樋・霧除け水谷ペイント
パワーシリコンマイルドⅡ
日本塗料工業会 EN-10 艶有

物件特徴

外壁のサイディング材は窯業系サイデング。
新築から14年経過しておりサッシ廻りや目地のコーキングが経年劣化によりひび割れている状態でした。

サイディングもチョーキングの症状がでており塗膜で保護する必要がありました。

最大の特徴は写真右側隣家との隙間に僅かに見える屋根。
急勾配で屋根足場を組む必要がありました。

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新築から14年が経過しておりサイディングの艶もすっかりなくなって強度的にもかなり弱っている状態でした。

またコーキングが新築から2年ほどで割れてきたことから今回の塗り替え工事ではくれぐれも慎重かつ丁寧に!と依頼されました。

既存のコーキングを撤去後コーキングの打ち替えを行いました。

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コロニアル屋根も艶が引けて所々にひび割れが発生していました。

また端部にはコケが付いていましたので高圧洗浄でしっかり洗い流してから塗装を行いました。雪止めや水切金物も劣化の状態が進んでおり錆止め後に塗装をしました。

新しくなる様子を写真で見ていきましょう

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井上様邸の模型写真です。

奥行きがある長細い家の形が特徴のお宅です。

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チョーキングで壁の表面に艶がなくコーナーにもクラックが入っています。

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塀と壁の隙間がほとんどなく足場を組んでからさらに狭くなっての作業は大変でした。

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サイディングのサンプル版1枚をお借りして3色のサンプリングを作成しました。

せっかく3色を選ぶのですから色相の差がある色でサンプリングします。

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左の写真では左の色右の写真では一番上の色が19-50Dです。

左よりも右の写真の方が明るくみえませんか?

これが面積効果です。

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壁に仮塗装することで色彩の確認をします。

なぜここまでするのか?はページ最後の色彩選定についてで詳しく説明します。

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仮設足場組の開始です。

長細い形で3階一部4階のお隣と隣接しているお宅なので鳶さんも大変です!

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大分足場が組みあがってきました。

もう少しがんばれ!

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ようやく足場が組み終わりました。

後は飛散防止のメッシュシートをはって仮設足場は終了です。

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高圧洗浄の後はコーキング工事です。

既存のコーキングをきれいに撤去してから順に進めていきます。

まずはマスキングから。

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プライマーを塗って乾いてからコーキングを充填していきます。

コーキング材は セメダインのサイディング用コーキングを使用しました。

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充填したコーキングをヘラでならしていきます。

なるべく段差がないよう平にしていきます。

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色彩選定後サンプリングを塗りつぶします。

壁全体を下塗り材でいったん白で塗っていきます。

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壁全体が白くなってきました。

この後中塗り・上塗りと続きます。

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乾燥の合間をみながら屋根も進めていきます。

水切金物に 錆止めを塗っているところです。(白い部分)

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コロニアル屋根に遮熱用の下塗り材を塗っていきます。

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急こう配の屋根足場です。

下塗りが終わりました。

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上から見たらこんな感じです!

白いのでスキー場の上級者コースのようです。

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壁の下塗りが乾燥してから細かい部分の中塗りをしていきます。

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屋根の中塗りが終わり仕上げの写真です。

足場につかまりながら慎重に仕上げていきます。

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仕上がりました。

色はとても濃いブラウンですがブラックとは ちがいおしゃれなで上品なイメージとなりました。

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軒天の塗装写真です。

真っ白に見えると思いますが、少し色味がついています。

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4F屋上の床防水。

ケレン清掃の後目粗しをしてプライマーを塗っていきます。

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プライマーが硬化したら1回目のトップを塗ります。

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床2回目の仕上げも終わり壁も仕上がり養生もとれました。

サッシBKと壁色の調和がとれてとてもバランスの良い色彩調和です。

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全体的に仕上り養生撤去の後に足場解体前の最終チェックを行い解体にそなえます。

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いよいよ足場解体です。

近隣の家を傷つけぬように細心の意で作業します。

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3階のバルコニー内部です。

壁の光沢が戻り明るくなりすっきりとして見えます。

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隣接している面一階の壁です。

光沢がとてもきれいです。

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一番狭い面です。
大変でしたがきれいに仕上りました。

狭くても手は抜きません!

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足場解体後落ちたゴミを拾ってきれいに片づけます。

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やっと足場もとれてすっきりしました。

事故もなく無事完了しました。

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3色のサンプリングを作成した壁です。

選定した色で塗り替えきれいになりました。

色彩選定のポイント!

井上様邸外壁塗装工事では色彩選定サポートサービスプランをご利用頂きました。
下の写真サンプル色のご説明をする前にマンセル値についてご説明いたします。

マンセルとは複数ある表色系のひとつで色の物差しとお考えください。

マンセル値の見方ですがたとえばマンセル値「2.5RP8/2」という色があります。

「2.5RP」とは色相を意味します。
アルファベットのRPとはレッドパープルの略赤紫系を表します。
次に/の前に「8」という数字が明度を表します。
明度は明るくなるほど数字が高くなり2〜9程度まであります。
2は暗く9は明るい色といえます。
最後に/後の「2」ですが彩度つまりあざやかさを表します。

マンセルでは色によって最高彩度が異なります。
明度と同じで数字が高くなるほどあざやかになるとお考えください。
色彩選定の際マンセル値の見方を覚えておくと役立ちますので参考にして下さい。

さて3色のサンプルから選定した色はどの色でしょうか。貴方ならどの色をえらびますか?

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日本塗料工業会 E19-50D
マンセル値 10YR5/2

1色目マンセル色相はYR系(黄赤)で明度が5彩度が2です。
10YRとはかなりY系(黄)に近い色相といえます。

明度が中明度ですので既存外壁色と同程度の明るさとなります。

彩度は2ですので低彩度となりますが特に住宅街の塗り替えは低彩度色を使用して派手すぎない色を選定することがマナーです。

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日本塗料工業会 E15-50B
マンセル値 5YR5/1

2色目マンセル色相はYR系(黄赤)で明度が5は19-50Dとかわりません。
違うのは色相番号と彩度の数字が違います。

色相の5YRはYR系の中心色相といえます。
19-50Dと比べると「黄み」が少なく「赤み」が強くなっています。

また彩度は1低くなり落ち着いた印象となっています。
ちなみに3色の選定で最後まで悩んだ色でもありました。

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日本塗料工業会 E17-50F
マンセル値 7.5YR5/3

3色目は他の2色より彩度が1~2高い色となります。

彩度が高くなることで他の色より明るく見えますが明度の5は3色とも変わりません。
少しあざやかになることで明度が高く見えるのです。

また色相は1色目と2色目の中間で7.5YRとなります。

決定色の発表です!

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選考の結果決まった色はE19-40D

結論からお話しさせて頂きますと、3色の中から選ばれた色はありませんでした。

ではどんな色に決まったのでしょうか?

決定色は日本塗料工業会・色番号はE19-40D
マンセル値10YR4/2と1色目サンプル色E19-50Dと非常に近似色ですが、マンセル値でみると色相10YR彩度2は同じで明度1低い4となります。
明度差1とはどの位の差でしょか?

写真を見比べていただくとわかりますが結構濃く感じられるのではないでしょうか?
色彩の勉強をされたことのある方ならご存知だと思いますが面積効果という言葉があります。
この効果は同じ色でも面積が大きくなるほど明るく・鮮やかにみえるというという現象です。
塗り替え工事で色を決める際、小さい塗料サンプルで色を選定することがほとんどですが室内で見た小さなサンプルの色を外壁に塗装した場合はたしてイメージ通りに見えるのでしょうか?
答えはNOです。
室内で見たサンプルE19-40Dはもっと濃い色に見えてしまいます。

これでおわかり頂けると思いますが外壁の色を小さなサンプルで決めるのではなく出来るだけ大きなサンプルを用意して理想の色を決める(できれば実際に塗る外壁)ことが失敗しない色彩選定のポイントとなります。

実際の壁にサンプリングを作成してさまざまな条件(晴れと曇りなど)で目視をしておおまかに方向性を決めあとはマンセル値で多少の明暗や彩度を調整していきます。

このように3種類程度の色を比較することでサンプリング以外の色も検討可能となるのです。

完成後井上様にも大変ご満足いただきました。

成功の秘訣は何と言いましても自宅外壁の色をご家族で検討し真剣に取り組んでいただけたことで私共も本来の力を発揮できたのだと思います。

お引き渡しの時に萬塗装工業にお願いして本当に良かったと言っていただきましたが、こちらこそありがとうございました。
おかげさまで納得できる仕事ができました。

またホームページ掲載のご許可を頂きましたこと感謝いたします。
これからも皆様のご満足頂けるような塗装工事をめざしていきたいと思います。

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